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宮崎駿、スタジオジブリの映画作品をふりかえる。

ここ最近、近所の幼稚園から聞いたことのある音楽がいろいろと流れてきます。おそらく運動会の練習だと思うのですが、その中のひとつの音楽を妻がひろいあげました。『となりのトトロ』の音楽だったみたいで、たしかに聞いたことはあるけれども、どこでそんな音楽がながれていたのかがまったくわかりませんでした。

そうこうしているうちに、すぐに子どものころの話になり、「スタジオジブリの映画でなにが一番印象に残ってるか」という話題になりました。これは生まれた時代的なものが大きいような気もするのですが、一概にくくってしまうわけにもいかず、わたしは『天空の城ラピュタ』で、妻はたしか『となりのトトロ』と言っていました。

わたしがラピュタを印象に残った作品に選んだとは言っても、あくまでも子どもの見方ですので、ストーリーがどうこうではなくて、あのクリリンの声をした主人公の少年と、空の海賊のような飛行機械にのっているおばさん連中とのやりとりに、妙に惹きこまれただけのことですが、ああいうアニメの世界に憧れたというか、うらやましく思った感情の記憶は、今でも追いかけてさわることができそうなほどです。

妻の言ったトトロも、これまでに何度も見る機会はあったので、ほとんど覚えていないことを不思議に思っています。

今さかのぼれるだけの記憶では、引っ越しして、掃除しているあたりから退屈してしまって、見るのをやめたような記憶があるくらいで、その後をまったく見たことがないわけでもないですし、この作品の放送中は座って見ていたと思うのですが、うろうろしていたのか、チャンネルをコロコロまわしたのか、それとも、人の話す言葉から勝手に妄想をつくりあげているのか、そのあたりのことはわかりませんが、ある少女の妹が迷子になったり、猫のバスがでてきたり、葉っぱの傘をさしたり、トトロの叫び声とか、山の映像とか、そういった絵の記憶はあります。

だとすれば、けっこう覚えているようにも思うのですが、個人的にはトトロのことはあまり知らないような気がしますし、どういう流れでさきほど羅列したことが生じて、また、これがわたしのなかで一番大切なのかもしれませんが、「どんな風に終わったのか」が全然思いだせません。この作品のなにが、わたしから抜け落ちているのかが、気になってきました。

それから数日後、近所のレンタルショップをひさしぶりに訪れ、ひとつの作品がだいたい100円で借りることができることを知って、衝撃をうけました。田舎とはいえ、田舎だからこそ、店内が混雑しているのもすっと腑に落ちました。

今回の目的は『となりのトトロ』なので、どうせ観るのであれば、はじめから見たくなってきました。その方が『となりのトトロ』のことも、ひとつの流れの中継地点としてたのしめるような気がします。『パンダコパンダ』、『カリオストロの城』、『風の谷のナウシカ』の3作品をレンタルして帰りました。(映画の仕組みをあまりわかっていないので、スタジオジブリの作品のなか、どれが宮崎駿氏の作品なのか、区別がついていません。なんとなくウェブで調べてみて、この3作品からはじめることにしました。)

あるラジオ番組のマンスリーアーティスト的な感じで、今月は宮崎駿氏(スタジオジブリ)の映画作品を観ます。今月で終わりますように。