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STRANDBEEST|テオ・ヤンセンの生物「砂浜+生命体」

STRANDBEEST|砂浜の生命体

つい先日までテオ・ヤンセンという方の展示が沖縄県立博物館・美術館行われていたそうです。

テオ・ヤンセン氏のことも、この展示会のこともまったく知りませんでした。
宿泊しているところから歩いて行けるところで、トヨタが「アートと科学の融合」と称して、テオ・ヤンセン氏の創造物「ストランド・ビースト」を展示していました。

「 現代のレオナルド・ダ・ビンチと称されるアーティスト」というキャッチコピーにつられるようにして、家族3人で沖縄コンベンションセンター展示棟まで散歩がてら向かいました。沖縄の港町で海風に吹かれながら。

オランダの風と沖縄の風

展示棟の真ん中に2体の進化人工生命体「アニマリス・オルディス」「ブルハス・ウミナミ」がいました。

テオ・ヤンセン氏(1948~)はオランダの彫刻家。
この創られた生物たちが風を食べて命を得るあたりにも、人間と土地のつながりを大切にする人にだけ与えられる、不思議な力を見せられたような気分になりました。
物理学者でも、画家でもあったそうです(デッサンの一部を見ましたが、レオナルド・ダ・ビンチと称される理由のひとつがここにありました)。

実際に風となり、これらのストランド・ビーストを動かす体験ができたので、妻子とわたしで動かしました。
近くで見ると素材は簡素なものでしたが、これらの生物の構造は、1年、5年、10年、20年、30年と、思想を深め、工夫を加え、生々しいまでの動きが備わっていました。アニマリス・オルディスはまだしも、ブルハス・ウミナミは、ほんとに――。

わたしの理想の生き方を体現している人を見つけたようでした。にわかにファンになりました。
展示棟で販売されていた「学研プラス大人の科学マガジン」が製造しているテオ・ヤンセン氏のミニ・ビースト「アニマリス・リジデ・プロペランス」を買って帰りました。

これらのビーチアニマルは、オランダの田舎のアトリエで生まれるそうです。

STRANDBEEST EVOLUTION 2017