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お金に強くなる!|山崎元

金融経済への不信

数年前までは「株、投資、金融」という言葉に不信感をもっていました。しかし、結婚してから少しずつ、お金のことを考えるようになりました。不信だからといって、距離をとっているだけではなにも変わりません。避けるのではなく、向き合ってから判断しようと思いました。

山崎元氏の本と出会う

その頃に、通りかかった書店で一冊の本を手にしました。「リスクを前提にした安全な資産運用の方法」を、論理的に説明していました。ネット証券の口座開設方法から、ウェブサイトから投資信託等を買う方法まで。
著者の資産運用に対する考え方は、やることを最低限に絞るというものでした。毎月積み立てをする。ほったらかす。たまにリバランスする。それだけです。そして、それなりの利益を得る。

資産運用を実体験

なにごとも経験ですので、実際にやってみました。はじめに別の本を手にしていたら、資産運用をはじめていたかどうか。
それから一年半くらい過ぎました。もっと前からはじめていたらよかったと思っています。この方法がうまくいかない時、世界がどういう状況になっているのでしょう。

大きなお金を判断する時の指針

大きなお金への判断基準を教わりました。大きなお金は判断ひとつで、その後の生活スタイルを変えます。家、ローン、保険、車。など。
また、公的年金、NISA、確定拠出年金、手数料、銀行との付き合い方等の基本姿勢も勉強になりました。まったくの素人でしたが、わかりやすく、即実践できるように書かれていました。

ドル・コスト平均法

山崎元氏は、ドル・コスト平均法を「気休め」だといいます。論理的には理解できても、心理的には納得できない。だから気休めだと言ったのだと思います。切れ味がいいんです。
経済学者のバートン・マルキール氏ベンジャミン・グレアム氏は、もう一言だけ親切に書いているように思います。

ドル・コスト平均法は注意すべき点もあるが、間違ったタイミングで株式や債券に有り金すべてをつぎ込む愚から身を守る投資方法である。『ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理』バートン・マルキール

未来の株価の値動きは絶対にわかりませんが、すでに起こった株価はわかります。機会損失という言葉に、どの程度の価値を置くのか。機会を損失させた方が、結果として、うまくいく場合もあります。正誤問題ではなく、価値観やスタンスの問題のように思います。