社労士試験対策|模擬試験
模擬試験の感想(I.D.E.、TAC、大原)
模擬試験は6回受けました。I.D.E.社労士塾、資格の学校TAC、資格の大原、各社2回ずつです。
模擬試験の問題は宝の山のような教材です。費用対効果に優れた教材です。
資格試験に合格したい人たちのニーズを満たすために存在する企業の価値は、いかに彼らを満足させるかにあります。本試験において得点に直結する論点を全力で分析し、提供することを目指しています。存在価値と生活の基盤がそこにあります。
模擬試験を受ける回数が1~2回の方には、I.D.E.社労士塾の中間・最終模擬試験をおすすめします。
会場受験できない場合、自宅受験でも十分に価値があります。I.D.E.社労士塾の模擬試験問題と解答解説と解説動画はなるべく手に入れてください。
3~6回受けることのできる方は、I.D.E.社労士塾の模擬試験セットを手にした上で、TACと大原を適当に選択してください。
(※模擬試験の問題を本試験の予想問題集として使用する方には、大原よりもTACをおすすめします。大原は解答解説の仕組み上、予想問題集としての効用が半減しています。勉強の進み具合が知りたい、本試験の流れを体験しておきたい等、目的を絞って選択してください。)
I.D.E.社労士塾の感想
中間模擬試験と最終模擬試験の2回申し込みましたが、両日とも都合がつかず、自宅で解きました。
自宅受験にも利点はあります
自宅で行う時の利点は、時間を有効に使えるところです。会場までの往復時間も無駄にしません。試験時間に拘束されることもありません。起きてすぐでも、気分がのったときでも、細切れの時間にでも、問題を解き、復習ができます。
自由が好きな方、伸び伸びと勉強をしたい方には、このような利点を活かしながらの学習もおすすめです。丁寧に取り組むなら、会場に行く必要もありませんし、会場に行くよりも効果がある可能性も否定できません。
中間模試と最終模試の異なる役割
I.D.E.社労士塾の模擬試験は、中間模擬試験と最終模擬試験で異なる工夫が施されています。本試験までの余裕期間を軸にして、冷静に問題を構成しています。
本試験まで2か月以上の期間のある中間模擬試験には、本試験を受ける上で必ず身につけておかなくてはいけない基礎的な論点が多く含まれています。このような種類の知識の定着度合いを確認し、翌月の最終模擬試験に向けて調整していきます。また、本試験において重要な法改正の知識も論点にして取り上げてくれています。
本試験まで1か月間と迫った最終模擬試験では、法改正項目からの出題、新規の問題、過去問題をアレンジした問題、統計関係の問題が含まれています。不安定な知識を修正していきます。
過去問題集の理解だけでは社労士試験の対策として不十分だとも言われますが、試験問題を作成する人間の気持ちからしても、過去に出題されていない重要な論点を探すよりも、法改正された新しい重要な知識を利用することが、試験問題の柔軟性の観点からも、合格後のイメージをした学習の本質という視点からも、合理的に思えます。
さらに、現代社会の動きに対応した論点や、厚生労働省の性格を考慮しての論点も、予想問題として模擬試験の中に入れてくれています。これらも経験によるところが大きいです。このような方向の努力は資格学校に任せてしまい、受験者自身は本試験で得点に通じる可能性の高い問題演習を淡々と行うことをおすすめします。
資格の学校TACの感想
トータルバランスで高評価の模擬試験です。
解答解説も解説動画も普通の品質です。受験者数が比較的多いので、勉強の進み具合もある程度参考にできます。
わたしは、TACを平均とみなして、それ以下のもの、それ以下に感じるものは、すべて学習範囲から省きました。集中するためです。
教材として優れているI.D.E.社労士塾や、コストパフォーマンスでぶっちぎっている資格の大原など、平均よりも優れているものは素直に取り入れるという姿勢でいました(省いた中にも優れたものはあると思いますが、それが簡単に消費者に伝わらなければ判断から省くしかありません)。
資格の大原の感想と成績
TACと大原を比較した場合、独学者にはTACをおすすめします。
解説動画の品質はそれほど変わりませんが、解答解説の品質がTACの方が独学者に対して親切に作られています。大原は大原の受講生に対して作っています。大原のテキストを持っていないと復習に時間がかかりすぎてしまいます。
そういう理由もあってか、大原の模擬試験は異常な安さでした。模試を2回受けて3,000円程度だったように思います。
上記した理由から、本試験の予想問題集としての価値はあまり見いだせませんが、自分の勉強がどの程度進んでいるかを調べたり、本試験における時間配分等の慣れを身につけるには、もってこいの模擬試験です。
追記:むちゃくちゃ個人的なことですが、6回受けた模擬試験のうち、大原が最後でした。その最後の模試でC判定が出たので、なんとか先に希望を見いだせました。学習方法には自信があったのですが、結果が出ておらず、根拠のない自信をもってもいい時間帯も過ぎていました。やり方が間違っていたのかもしれないと、反省と不安を背負い込む直前のことでした。この模試がなければ、その後の一か月間の学習の質量ともに、なんらかの影響を受けていたと思います。
模擬試験の結果からわかる勉強の進み具合
- 6月10日:I.D.E.社労士塾「中間模擬試験」自宅受験のため成績なし
- 6月25日:TAC「全国中間模擬試験」E判定
- 7月02日:大原「全国統一公開模擬試験1」D判定
- 7月16日:TAC「全国公開模擬試験」D判定
- 7月22日:I.D.E.社労士塾「最終模擬試験」自宅受験のため成績なし
- 7月30日:大原「全国統一公開模擬試験」C判定
6月末にE判定だった成績が、7月初旬にD判定、7月末にはC判定と、一定のリズムで変化しました。
体系的な学習によって身につけてきた知識の塊が、得点に影響するだけの大きさの塊になっているように感じました。二次曲線に入っているかもしれません。
これからの1か月間の使い方で結果が大きく異なると判断し、これまでの淡々とした問題演習を継続しながらも、もう一段階、集中を高めました。
甘い考えでもあり、希望でもあり、意志でもありますが、そこから4週間後8月末にはB判定にたどり着くようなイメージをもって、最後の一か月間の勉強に取り組みました。
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