あくまでも「ブログ」。

「芸術、お金、仕事」のことを書いています。「ハッピー・ライティング」を目指します。

赤ちゃんのための色のえほん|桑原伸之

親の趣味

ここ数か月、子どもに絵本の読みきかせをしています。当然、読んでいる方にも、絵本に対する趣味が生まれます。
子どもには申し訳ないのですが、わたしの好きな絵、わたしの好きな話の展開で、作品をふるいわけしています。
読むほうの親も人間です。趣味に合った本を読むほうが楽しく読めます。
絵本なのに、絵の訓練が足りていないように感じたり、子どもにこびているように感じた本は、おそらく読みません。
このふるいにかかった絵本の中から、子どものリアクションを見て、読み聞かせする本を選ぶようにしています。
今後、子どもが自発的になにかを手にしたときは、尊重する心の準備は一応しています。が、どうなるかはなってみないとわかりません。

子どもの趣味

月齢2か月ごろに、わたしの子どもが好きだった本はこちら。

読み聞かせという言葉さえしらなかった時期に、妻が図書館で借りてきた絵本です。
気分転換に適当に読み聞かせをすると、子どもが夢中になって見入りました。声をあげてよろこびました。気まぐれに読んだ絵本で、無邪気によろこんでくれたのがうれしくて、この本がわたしも大好きになりました。

色の絵本の魅力

この絵本の気にいったところは2つ。
ひとつは、AからBへと展開するところで、A'が挟まっていて、ワンクッション置いてあるところです。
この手の他の絵本をさがしに行ったのですが、クッションなしにAからBへ移る絵本が多かったような記憶があります。いくら赤ちゃんでも、もうちょっとひねりがきいていないと――。大人の感覚で子どもの絵本を評価しました。たぶん、これからもします。

ふたつめは、イラストレーターの力です。
このすべてをそぎおとした絶妙な絵を描いていらっしゃるのは、桑原伸之という方のようです。なにやら世界的ななにかを受賞されているみたいですが、よくわかっていません。この本を書いたということが、すごいという、なによりもの証拠です。

ふわふわ、ざわざわ、もぞもぞ、ぴよぴよ――。
妙な中毒性があります。だいすきです。

P.S.
絵本ナビのウェブサイトでは絵本の試し読みができます。(社名をクリックすると絵本の試し読みができます。)
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